蝶毒FDをやりました楽しかったです

ウサギ
ウサギ

クリアしてからだいぶ時間が経ったけど、ようやくまとまったので感想を書きます

例のごとく信じられないほど長いので、適宜お好きなところから読んでください頼みました。

瑞人

キャンバスの中の欲望

タイトルまんまの話だったしタイトルまんまのスチルが出てきてほんまにびっくりしてしまった。椅子の上で全裸開脚緊縛されてるヒロインが出てくる乙女ゲーってなに???????
な、なにをなさっているんです? 本当に一体あの、何をしているんですかこれは。緊縛開脚エロスチル。これは何? 本当に何? FDってこんなマニアックなことするんですか?

なんか瑞人ってさ……、こう、性癖的なものが全体的にちょっとおかしいよな本編の時も思ったけど。筆の話です。マジでなんなの。
ゲームを間違えたかと思って本当にびっくりしました。なんなの?
てか、こんないい人しんせきの家でこんなマニアックなことしないでもらえますか!?
そもそもなんでこんな変な絵を依頼したんだよ鏡子さんは。どこに飾るんだよ。なんの趣味だよ。もう全然わかんねえよ。なんなんだよこれは!!

斯波さんは相変わらず求婚しててとてもよかったし、めちゃくちゃ真っ当な指摘をしていたので「ですよね~」という感じ。そりゃそうだろ。私だって同じこと心配すると思う。聞いてるか真島。
渡仏したとてすべてが上手くいくわけでもない二人なので、なんか本当にこの先どうするんだろうこの人たちと心配になる。まあ同じことは真島にも言えるが。どうするんですかあなたたち。
グッドエンドの続きなのにどうしてこんな気持ちになっているんだ。

ところでしれっと自分のとこの人員と自分の家でフランス語のレッスンを受けさせてる斯波さん本当に抜け目がない。さらに藤田の再就職先になってたのでウケた。本人のルートの時にも引き抜こうとしてそっちでは断られていたので、よかったね。家焼けたせいだけど。聞いてるか真島。
もちろん繋がりを保ちたいのはあるのだろうけど、それはそれとして普通に藤田の能力は買っているんだなあと思った。

このゲームのいいところはグッドにせよバッドにせよ他ルートにせよ、全体的にみんなの行動に一貫性があるところだなと思っているので、こういう描写見ると嬉しくなってしまう。一貫性がありすぎて秀雄バッドの続き(後述)で具合悪くなったし、藤田バッドの続き(後述)も普通に体調が悪くなったし。やめろや。
まあだからほら、あるんだよ一貫性が。筆だってそうだし、だから緊縛も……、それはきっと一貫性で……?

ウサギ
ウサギ

そんなわけないだろ

開花

そもそもまず生存しているバッドが2択しかないうえに1つは論外なのでまあこれの続きだよねとは思ってた。思ってたけど誰がこんなバカの天丼をしろと言った!!!! ありがとうございます!!!! 最悪すぎて本当にうれしいです!!!!

近親相姦血縁なしと近親相姦血縁ありを同時にやるな!!!!!!!!!!

真島が本当に様子おかしくて本当にうれしかった。当人のルートはグッドもバッド(おかしなお姫様はともかく)も、とにかく信じられないほどの鉄の意志なのに。なんでだよ。どさくさに紛れて手を出すな。あと瑞人には挿入させずに自分だけ突っ込んでる真島が面白すぎて死ぬ。なんなんですか、いい加減にしてもらえますか?
目の前で繰り広げられている近親相姦にマジギレしてるくせに元気いっぱい(意味深)なので真島くんの情緒が本当におかしくてうれしい。ほら、私って真島変な兄の情緒が変じゃないと嬉しくないから……。

マジで一体どうしたらこんなバカの食べ物を考え付いたの?
近親界の望月さん?

ウサ月さん
ウサ月さん

あるのがいけない! あるのがいけない!

と思ったけれど、そもそも蝶毒はそちら方面の思想がとっても強い作品なので、多分普通に本編の時からやりたかったんじゃないかなこれと思った。やりたかったんじゃないかな、ずっと。

本当にずっと笑ってたし、ガチ信じられないほど高まっていた。そのせいか翌日ものすごくしっかり体調を崩した。

真島は責任を取ってほしい。

兄の欲望

ウサギ
ウサギ

あ、これって「キャンバスの中の欲望」の瑞人視点の話なんだ

ウサギ
ウサギ

じゃあ全員3話目は別視点の話ってことね、OK

極めて特殊な事情により近親相姦を絶対に許さない真島の存在が目立ってしまうが、そもそも近親相姦というものは全然普通ではない、という至極まっとうな常識を我々に思い出させてくれる斯波さん本当にありがとう。

この世のあらゆるシスコン(お察しください)に対して聞かせたい言葉

妹に手を出しているのではという非常にまともな疑念を抱いて、その点をきっちり指摘してくれて本当にありがとう。

一部界隈で非常に汎用性の高い画像

まあおかしいよな、妹だもんな。血縁がなくても結構ギリギリだけど、そもそもそれ以前に血縁があると思ってるんだもんな斯波さんは。そりゃこういう反応にもなる。そりゃそう。ありがとう常識人。作中屈指のまともな男。今度から妹リアコ近親相姦疑惑お兄ちゃん見かけたら斯波さんの画像貼ります。なんか斯波さんって本当にまともだよな。暴力的純愛男だけど。

ところで、斯波さんには「百合子がえっちになってしまった」という理由で近親相姦ほぼバレてたけど(なんで????)なんか鏡子さんにもバレてたので……、なんなの?

瑞人ちゃんとしてッ! 関係ないけど真島は変な兄やめてッ!(近親相姦に厳しいセイレーンちゃん)

てかマジで瑞人が妹リアコなのバレっバレなの本当に大丈夫なんだろうか。世間体とかそういう意味で。アカンやろ、血縁はないけど。

ウサギ
ウサギ

血縁が あってもなくても 兄は兄 近親相姦 絶対不可避

カスの短歌やめてッ!

そういえば百合子に手を出したのは誰かの考察で、当然のような顔で童貞扱いされていた秀雄がおもろかったです。そうですね。
あと藤田はそういうやつじゃないみたいな扱いだったのもウケた。斯波さんってなんか藤田のことを買ってるよな……。

などと書き連ねていて思ったのだけど、真島が全体的におかしいのであって、瑞人はちゃんとしているよなと思った。何をって? 近親を。
隠すのはちゃんとしてないけど、近親相姦はちゃんとしている。そう思いませんか。一般的な近親のそれをしっかり丁寧になぞっている。
だからほら、真島よりはちゃんとしてると思う、近親を、ちゃんと、している。

あと、いつだって藤田は可哀想。

秀雄

あなたとワルツを

かわいいお話だった。不器用でツンデレで愛情表現もへたくそだけど、それでも秀雄が自分なりに頼れる男になれるよう頑張っているのがとてもいい。そんな彼の努力をいじらしく愛おしいものだというまなざしで見つめる百合子もとてもいい。

衝突の多い二人ではあるけれど、言い争って喧嘩ができる、何度喧嘩をしても仲直りができるというのは、それってお互いがお互いに対して真剣だからこそだなあとしみじみ思いました。
相手を思う気持ちは本物で、だけどその過程にはジレンマもあって。お互いがお互いのために努力しようとしているからこそ、時としてフラストレーションがたまってぶつかってしまうこともある。だけどそれは、まぎれもなく愛しているから。相手をちゃんと受け入れたいから。
ぶつかって気持ちを打ち明けて分かり合う。その過程を何度も何度も繰り返しては、互いの気持ちを強固なものにしていくんでしょうね。愛だ。

秀雄は愛した人から好いてもらえる自分でいたいともがいていて、百合子は尾崎の家に早く馴染もうと頑張っていて。お互いにお互いのために頑張っている。そこがいじらしいしかわいい。幸せになってほしい。

それにしても、女慣れしていて扱いの上手な義兄がおり、愛情表現が直球かつストレートなどこかの誰かは相変わらず口説いてきているわけで、自分の妻の周辺にいる男が外れ値みたいな人たちばかりというのは夫としてそりゃあ本当に嫌だろうなと思う。
でも彼らと自分を比べて劣等感を抱いても、それでも自分なりに努力している秀雄はとても、とても輝いている……。

くるくる、くるくる

だって秀雄が変化を拒んだらこんなことになるから!!!!

なんだこれ!!!! だれがこんな破滅しかない物語を見せろと言った!!!! ありがとうございます!!!!

『くるくる、くるくる』の前日譚に相当する本編秀雄バッド『うそつき』の斯波さんにめちゃくちゃ興奮して、愛した女に愛し返してもらえず泣いて縋る秀雄に高笑いを繰り返した最悪のオタクが書いていることをご承知おきの上でお読みください。

『あなたとワルツを』と見事なまでに全部逆になっていて、本当にこわい。とてもこわい。構成の勝利。こんな気持ちになるなんて聞いてないぞ。

どちらの話でも秀雄は自分の置かれた状況にもどかしさがあって、他者と自分の状況を比べてもがいて、それをぶつけたりしてうまくいかないこともあって、最後はダンスして終わるお話。そう、大筋が同じ。なのに読後感が本当に全然、ちがう。
グッドエンド時空ではダンスを踊って仲直り。こっちはダンスを踊ったが故に破滅する。最悪最悪最悪。どうしたらこんな内容の話になるんだ。なんだってこんな最悪な展開を生み出したんですかこわい。

だって、この時空ではもはや喧嘩すら出来ていない。一方的に秀雄がわめいているだけで、百合子は一ミリも取り合ってない。もはや二人の関係は対等ではなく、お互いの視線も交わらない。
完全にパワーバランスが崩れていて、感情の熱量も愛情の質も総量も全部が見事にかみ合っていない。秀雄が怒って泣いて縋っても、百合子は否定も肯定も返さない。ただ黙って抱きしめてなだめすかすだけ。完全に秀雄の負け。っていうか勝負にすらなっていない。

だけど当人はその温度差にも、かつて愛した女の変貌にも全く気付いていなくて、お互いの熱量はずっと同じままだと思い込んでいる。あの頃の思い出を永遠不変のものとして”剥製”にしてしまっている。
変わらないものなんてないという認識がない。これっぽっちもない。
しかも秀雄は秀雄で結婚していて奥さんがいる。なのにこれ。押し切られた愛のない結婚だとしても、そこには一切の責任を持たない。自分の妻が泣いていたって構わないし気にしない。
ただ目の前の美しい思い出百合子にすがって陶酔し、とっくに失われたとも気づかず思い出を求め続けるばかり。純情ゆえの愛は恐ろしいほど幼稚なのだ。

愛のない結婚をしたという点では百合子も同じだ。だけど、彼女はちゃんと結婚した以上最低限やらなければならないこと斯波純一と家族になることはしている。
一方の秀雄はまったく家庭も顧みず、ただただ百合子を追いかけているばかり。お前……。本当に佐和子さんを泣かせるのだけはやめてくれ……?

ところで、ここまで意図的に触れてこなかった人物がいます。斯波さんです。瑞人の時も言ったけど指摘内容が本当に真っ当。そうだよ、いつまでも子供が出来なくて泣くのは女なんだよ。肩身が狭いのも女なんだよ。
百合子を諦めさせる口実とはいえ、それでもちゃんと子を産めない女に寄り添う発言ができるいい男なんだぞ斯波純一は。わかってるのか秀雄。お前が今どんな相手と戦わなければいけないのか。本当にわかっているのか!? まあわかってないからああなったんだけど……。

それはそれとして、斯波さんって怖くないですか。いや私は本編の時から彼を怖がっているんですけど、でもね?
『あなたとワルツを』での斯波さん、百合子は既婚者なのにそれでもお構いなくがっつりアプローチしてたじゃないですか。あ~諦めきれてないんだな~さすがだな~倫理観~くらいの適当なことを考えていた。
で、こっちを読んだらなんか「この人はちゃんと勝算があったからアプローチを続けていたんだな」になった。勝ち目のない戦じゃなくて、限りなく低くてもちゃんと勝ちの可能性がある戦を仕掛けていたんだなって。だって、秀雄と百合子の関係は、何かがずれていて一歩でも間違ったら、あっという間にこれになっちゃうんだなって見せつけられたから。
マジで怖かったです。本当に怖かった。

あとなんだかんだ百合子からの愛を自分のほうに向けさせてるのが凄いと思った。少なくとも『うそつき』の段階ではまだ「夫に愛がないわけじゃないけど、それでも私が好きなのは秀雄さんだけだから……」みたいな感じだった百合子が、なんかもうすっかり斯波純一の妻になっているので。凄い。斯波さん怖い。

ただ確かに、大層モテる伊達男から一途に好きだ好きだと囁かれ、ありったけの愛を注がれて熱心に口説かれて大事に大事にされてたら、そりゃあまあ、当初はその気がなくとも時間経過とともに好きにはなっちゃうだろと思う。私の好みはあるにせよ。
自分を好きでいてくれる人と家族をしていたら、いつしか心が揺らぐことだってあるだろうよ。そらそうよ。
そういう観点で見ても、この時空の秀雄は努力をしていないというね。変わろうとすることなく、ただただあの頃と同じような感情の発露で許されると思っているし、それで百合子が繋ぎ止められると思っている。だけど百合子の中で秀雄はとっくに昔の綺麗な思い出と化していて、今を生きる相手は斯波純一その人になっているのだ。
愛していると言うくせに、愛した女の変節には一切気づいていない。どこまでも秀雄の〝愛情〟は独りよがりだ。そんなだから夫婦の営みを見せられるNTR展開始まるんですよ。あのシーンマジでウケちゃった。攻略対象の男に公式がする仕打ちとして許されるんだ、あんな寝取られビデオレター的描写。

まあでも百合子は未だに初恋の勢いのまま自分を求めてくる秀雄を捨てずにキープしてるっていうね。こわい。こわすぎ。でもまあわかるよ、愛と恋は別だもんな。刺激が欲しいんだよな。いつまでもあの頃のままでいる秀雄はある意味とても都合がいいもんな。

なんか……、人間って怖いですね。

秀雄の決心

そうだよ!!!! ちゃんと!!!! こうやって!!!! 反省とかして!!!! 前向きに進むのが大事なんだよ!!!! なあ秀雄!!!!

『くるくる、くるくる』の後遺症

お願いだからその健全な努力をこれからも続けていき、末永く幸せに暮らしてくださいねとしか言いようがなかった。マジで。もう私に言えることはそれしかないです。
あと、私は百合子のこと慰めている藤田がほんと好きです。疲れた社会人ちょっと泣いたし。何気に藤田の言葉はいろんな人たちを揺さぶるところってあるよなあと思いました。

藤田

執事の一生

あの家の人間は変なプレイしないといけないノルマとかある感じですか????????
本当に何???? 瑞人といい藤田といい何してらっしゃるの????
なんで尻叩いてるの???????? 尻叩かれて興奮してる百合子もなに????????
私は一体何を見せられているんですか????????

てか藤田が尻叩きする側なの!? 尻叩きされる側じゃなくて!?

と思ったら即刻この世で一番最悪の伏線回収バッドの続きで出てきたをされてしまった。予測できなかった私が悪かったです本当にごめんなさいとしか言いようがなかった。
てか瑞人が本当に大人げなくて最悪だった。嫌すぎる。そら藤田もじめじめする。
瑞人の気持ちはもちろんよくわかる。よくわかるのだが、それはそれとしてマジで本当に大人げなくて最悪だ。まあそもそもこのゲームの最年少は瑞人なので、大人げないのも仕方ないかもしれないとは思いますが。

ごめんもうなんかあの、記憶が飛んでいる。何を書いたらいいのかもうわからない。あ、タバコ吸ってた藤田はよかったなと思う。二次元における喫煙者はめろいので。あのスチルよかった。
うん、はい、えっと。うん。末永くお幸せに。

うわさ

頭からつま先まで全部が最悪で固められた物語でしかなく、本当に最悪だった。ほめています。ガチで最悪。とてもほめています。
まずあの……、百合子の行動の全てが、およそ乙女ゲームのヒロインがやっていい所業じゃなさすぎますけど大丈夫ですか?
この世のどこにお前の尻を叩くからその刺激だけで射精しなさいとのたまう乙女ゲーヒロインがいるんだよ。何を見せられているんだ私は。

まあそもそも愛人連れで結婚してる時点でだいぶ変だなって感じですけど。そこからして変なのにさあ! 藤田の子を妊娠した上に渡仏してそっちで産んで向こうにいる瑞人のところに置いてくるというオチがヤバすぎてもうなんかもう、こわいよ!
なんだこれ。あまりにもノー倫理。許されるんですかそんなことが!

秀雄の時も大概おかしいなとは思ったけど、正直秀雄のそれよりも最悪だろ。秀雄の時はなんかこう、恋と愛って違うもんねみたいな味があって、恋したのは秀雄だけど愛したのは斯波さんなんだねって感じだった。秀雄の未熟さと幼さが招いたある種の自業自得のようにも思えた。百合子みたいに強かに、二兎を追って二兎を手に入れる生き方ができていればよかったのにねと思ったりするし。
一方のこれは……、これは本当になに? どうしたら真っ当になれるんでしょうねここから。なれないな。無理です。はいさようなら。
ほんと、一体何をどうしたらこんな最悪の状況に陥るの。こわいよ。醜悪。本当になに、これは。

確かに最初の前提からして最悪ではある。公然と愛人を伴って結婚している時点で壊れているので。この段階から常識の埒外にいる。何度も確かめてすまないが、何度も確かめないと気が狂いそうなんだよ許して。

とはいえ藤田だけを見ていればまだマシだ。マシだろう。目覚めてしまいあっち側に行ってしまったことが最大の原因なのだから。
自己肯定感が低いので、たぶん自分よりも強かな支配者に精神的に依存しちゃってるのだろうとわかるし。あと、一回り以上は年下の女に自分の母の面影を重ねて憧憬に浸っているのも原因なので。ほら仕方ない仕方ない。
……どう考えても仕方なくはないのだが、明確に母を求めているんだから仕方ないのだ、藤田は。こわいなと思うしおかしいなと思うし正常ではないけど、まあでも彼の行動の意味がとても腑に落ちたからいいよ。主に母乳大好きな理由。よくないけどいいよ。わかったから。

ただ……、瑞人真島の描写からして本作は近親に対して本気なのは考えるまでもないこととはいえ、いやむしろそのせいで、今回の藤田を見て「これは大丈夫でしょうか」と疑念を抱くこととなる点については、本当に、とっても、いやです。
だって、自分の母が異人に体を売っている時のことを回想しながら産みなおしを懇願する藤田を見せられているんだぞこっちは。どういうことだよ。自分のために男の下で善がり狂っていた母の顔を百合子に重ねながら中出し産み直し懇願だぞ。書いてて頭痛くなってきた。何してるの怖い。なんかもう、あの、これは本当に大丈夫ですか?
これを書いた方って寺山修司とか好きなんでしょうか。私にはわかりません。とても怖かったです。

ただ、それでも構わないからと結婚する斯波純一は本当におかしいと思いました。いいんだそれで。斯波さんはそれでいいんだ……!?
藤田のこと追い出そうとはしてるけど比較的穏当なやり方なのも怖い。逆に怖い。秀雄には怒鳴ってたのに。いや秀雄の場合は真っ当なお説教だったと思いますけど。
まあでもちゃんと実子がいるだけマシか。瑞人なんてジェネリック托卵されてるからな。不義の子を都合よく育ててくれる男扱いされてますからね。托卵以外の何物でもない。完全合意ジェネリック托卵。なんだよ完全合意ジェネリック托卵って。意味わかんねえよ。ここが地獄の一丁目?

なんていうか本当に「嫌」でした。褒めてます。トラウマです。褒めてます。ありがとう蝶毒。

藤田の苦悩

瑞人はマジで最悪だなと思ったけど、確かに彼の立場を考えれば怒って当然ではある……と思った。
ただマジで切れ味が鋭いというか、ねちねちしているのでこわい。基本的にいつもねちねちしているというか、いつ見ても口撃が上手すぎるので、こわい。なんていうか、ものすごく湿り気のある嫌さでお届けされていて嫌だ。
藤田は藤田でじめじめキレてるし。なんなんだこの家の男たちは。

でもそれを言うと真島はアグレッシブにわかりやすく様子がおかしいだけで、意外とそこまでジメジメねちねちはしてないんだよな……?

あと、怒らせるとわかりやすく怖いのは斯波さんなのだが、彼はなんていうか、わりと正々堂々と真正面から喧嘩を売ってくる感じなので、なんていうか……、怖いのは怖いのだが、台風みたいな感じというか、目に見えてわかりやすい分対処しやすくもあるのかなと思ったり。

つまり何が言いたいかというと、瑞人って怖いなという話です。嫌すぎ!!!!

真島

世界を駆けて

朝ドラ駆け落ちの続き。あのまま帝都にいてもバレるだけでしょどうするのと思ってたので、ちゃんと北九州に住んでて安心しましたこっちくんな。


←九州の上半分生まれ

百合子が酒に弱いのは斯波さんとか斯波さんとか斯波さんのせいで既知の情報だったわけですけど、真島もまた酒に弱いと言われた瞬間の「母方の血!!!!!!!!!!」という気持ち。ありがとうございます、本当に最悪。
しかも真島のほうが弱いっていうのが「途中で酒に強い遺伝子が……混ざらなかったから……」という感じで最悪の気持ちになってとてもよかったです。真島さあ。

それにしても異父兄との恋愛エンドなんて思えない平和ぶりで体調崩しそうですよなんだこれ。真島は上海のとこ何も教えてくれないから百合子不安になってるみたいだけど。

と思ってたら追っ手こと秀雄が出てきてわろた。よかった。偶然の再会とはいえちゃんと波乱起こしてくれるやつ出てきてくれて助かった。斯波さんが来るかと思ってた。
百合子がいなくなって瑞人斯波あたりのはっきり愛が重い人たちの様子がおかしいのはまあ「でしょうね」って感じだったんですけど、しれっと眠剤飲まないと寝られなくなってた秀雄でわろてしまった。重症だ。
まあでも、お魚を咥えたどら猫を裸足で追いかける愉快な百合子さんよろしく逃走劇を繰り広げ、しかし捕まり、でもなんだかんだ真島が助け出す話で、ともかくなんかこう、よかったですねとしか言えない。よかったですね。

ところで青姦やめれる???? 砂浜ですんのやめれる????

スターウォーズエピソード2のアナキン・スカイウォーカーに人生で一番共感したかもしれない。
砂は嫌いだ。

壺中天

上海!?!?!?!?!?!?!?!?!?
上海!!!!!!!!!!!!

顧客が本当に見たかったもの。上海。ありがとう。本当にありがとう。
マジで嬉しい『上海愛玩人形』の続き。

しかも!!!! 真島が!!!! 病識を持って!!!! 近親相姦している!!!!

俺を受け入れてと懇願するのたまらなく好きで好きで好きで好きで好きだったのでウサギ踊り狂っちゃった。顧客が本当に見たかったもの。病識があって自分のしたことに対して複雑な感情を抱いている真島。助かります。

百合子がホームシック(?)で泣くのもだいぶ心がキュッとなって、うれしい。たすかる。甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる優しい人がいても寂しいものは寂しいのだなというあの感じ。自分の存在だけでは埋められないものを見せられる真島の気持ち。ありがとう。顧客が本当に見たかったもの。

しかし真島は監禁が上手い。監禁が上手すぎて百合子がめちゃくちゃ心を開いているので大減点!!!!!!!!!!!!
病識はあるが常識を捨てる点がウサギ唯一の減点ポイント!!!!!!!!

ほら、私ってほら、やってることが正しくないと薄々思いながらも引っ込みがつかなくなっているどうしようもなく破滅しか見えない関係性が好きなので。
もう引き返せないところまで行ってしまってその先には破滅しかないと薄々自覚しているけれど、それよりも最愛を手放すことのほうが怖いから、返ってこない愛をひたすらひたすら壁打ちのように相手にぶつけて、愛という名の暴力で相手を壊してしまうような危うい監禁のほうが好きなのでね!!!!!!!!

嫌なマキマ

真島はその点監禁が上手すぎて減点。監禁が上手すぎて減点される世界初の男、真島。

波打ち際を歩きながら

実のところめちゃくちゃ近親相姦していることに対して自己嫌悪と恐怖がある真島が大変健康に良すぎて本当にどうしようかと思った。
妹を失って苦しくて気が狂いそうになって幻覚すら見えるほど恋しくてたまらないのに、同時にこれでやっと自由になれるというどうしようもない安堵の感情を抱いてしまうインモラルアンビバレント情緒めちゃめちゃの真島ありがとう。寿命延びました。

斯波

散る桜、満ちる月

どっかにいなくなった真島以外の全員を呼び集めて花見を催してる斯波さんすごない!?!?!?!?!?!?
全員敵対関係なのにすごくない!?!?!?!?!?!?

なんていうかこう、男っぷりが凄すぎて、この人だけいつもずっと異次元だ。閉じた世界での100点を叩き出すのが真島だとしたら、開けた世界での100点を叩き出しているのは斯波さんだと思う。
いい男だ。惚れ惚れするほどに。あまりにもいい男すぎてあんまり文句をつけられない。困った。

子供っぽい遊びに興じて、酒に酔って右も左もわからなくなっていくあの感じ。何故だか奇妙に幻想的な印象があった。桜に攫われる、などという表現があるけれど、まさにそんな感じがする。
桜の魔力とでも言おうか。坂口安吾にでもなった気持ちがしてくる。
そんな満開の桜並木の中、目隠しも解かずへたり込んでいる百合子に跪くような体勢でもってキスする斯波さんの構図が良すぎて頭が変になってきた。あまりにも好きなのだが。美しい。ありがとう。

名探偵ウサギ
名探偵ウサギ

ところで真島が上海、ここで目隠しってことはこのあと待ってるのって座敷牢の続きですね!?!?!?!?!?!?

なんか秀雄や藤田は自分のルートの結末同士で対比みたいな話になっていて、でも真島はそうじゃなかったので何故だろうと思ってた。これ……真島と斯波さんのグッド同士で対比だな……?

よく考えたら双方共に酒に酔い潰れる場面がある。といっても斯波さんはうわばみなので潰れることはなく、真島は下戸も下戸なので即潰れるのだが。とはいえ両者ともに「酒に酔う」のは共通しているのだ。斯波さんの時は百合子が介抱される側。真島の時は百合子が介抱する側。
立場の違いも対比的だ。駆け落ちし、皆から逃げるのが真島ルート。祝福されて結婚し、皆を迎え入れる立場となっているのが斯波さんルート。真逆。
びっくりするほど対比だ。なんだこいつら!!!!

名探偵ウサギ
名探偵ウサギ

……ということは、つまりもしかして……?

と思ったら本当にお外でおっ始めたので嬉しかったです。部屋でやれ。
まあでも斯波さんの場合はクソデカお庭の中、すなわち私有地だし好きにやれ感はある。真島お前は海岸ですな。家帰れ。
……などと揶揄しておりますが、斯波さんが激めろすぎて外でも全然許せてしまってあたし悔しくて死にそう。なんなんだよ。そんな綺麗なスチル見せるな。めろい。

助けて! 失神する 黙れ近親相姦のウサギさん

っていうか斯波さんのこと膝枕してあげているスチルがあまりにも性癖で本当にどうしようかと思った。ピエタじゃん。ねえ、ピエタじゃんこんなの。サンピエトロのピエタじゃん。ミケランジェロに今すぐこのスチル見せろ。
さすが本編ラストで家族のいない斯波の妻と母と妹になるとか言い出しただけある。だってピエタだから。すみません今錯乱していて自分が何を言っているのかわかりません。でもそんな私でも一つだけわかることがあります。

ウサギ
ウサギ

いくらなんでも斯波さんは桜にさらわれないだろ!!!!!!!!

ご清聴ありがとうございました。チャンネル登録高評価よろしくお願いします。

鬼火

あえてわざわざ目隠しで視力を奪いながらも、自らに触れてくる男が愛しい相手だとわかっているから素直に身を任せる百合子を見せてきた時点でわかってました。
なんなら真島の時に視力と聴力を失い何もわからないまま閉じ込められて鳥籠の鳥にされる上海の続きを見せられたので察してました。

そうですね、座敷牢の続きです。
ありがとう。斯波純一の監禁を見せてくれて本当にありがとう。

ところでウサギは言いました。真島を見ながら言いました。

ウサギほ~~~~~~~んま可哀想!!!!!

勘弁してほしい。なんで?

  • 間違っている自覚はあるのに支配欲と愛情が暴走して強烈な執着でおかしくなってもう引っ込みがつかなくなっている男←ありがとう
  • 憎い男に好きに弄ばれ、挙句に身ごもってしまったことで「殺して」と懇願する女←ありがとう

本当にありがとう!!!!!!!!!!

膝枕といい殺してといいさっきから私の見たいものしか見せてこない斯波さんすごい。こわい。
殺してと言われて出来るわけがないと叫ぶの、本当にヘキでどうしよっかなって思った。私今何を見せられてる? 都合のいい幻覚?

もう手遅れだとわかっているのに、それでも自分に笑いかけて欲しくて着物を贈るのがこう、きつい。そのうち百合子を着飾らせるのが楽しくなって、見よう見まねで髪を結ってやり、羽織らせるだけとはいえ着物を着付けてやり……とお人形扱いするのもきつい。
っていうか真島は上海愛玩人形してたけど、よっぽどこっちのほうがお人形扱いなのでこう……。好きだから、好きすぎて愛の押し付けしかできなくなってて結果百合子が壊れて人形みたいになってるっていうのがこう、もう手遅れでしかなくてこう……。

でもさあ、これだって本気の愛でしょ、と思ってしまう自分もいる。こわいよ。私に都合が良すぎて。
だって誰かに面倒を見てもらって庇護された経験なんて絶無に等しい男がさ、見よう見まねでも甲斐甲斐しく誰かの面倒を見て世話をしてるのは、それって紛れもなく愛でしかないのよ。自分が与えられなかったものを与えてるのは、愛でしょ。原動力は支配欲でしかないけど、まぎれもなくそれは、愛でしょ。
ただ悲しいかなその愛は純度が高すぎて暴力と化している。実際百合子を抱き潰しているのも暴力だ。動機はまごうことなき愛なのに、出力結果はシンプルな暴力。
さすが暴力的純愛男。歯車が噛み合わないとこんなことになるんだな。まあ……別方向に歯車が噛み合わないとこの人死ぬけど……(私はバッドエンド『後悔』を腹の底から愛していますの絵文字)

なんかこう、執着心でどんどん悪手を重ねて破滅に近づいてることを自覚してるじゃないですか。斯波さん。このままだと持ち崩すなって自嘲気味に呟いてたけど。完全におかしくなっているように見えて、ちらちらと正気が見え隠れしているのが、いいですよね。全然正気。
自分で壊してしまったくせに笑ってほしいとも思っているところとか最高に愚かしくて、どうしようもなく切実。助かります。

えーところで今からいきなり本当に最悪の話をするんですが、ウサギさんがたまに聞いているシチュボは8割方こちらのことを監禁してくる男なんですね。
というわけで、せっかくなので最近聞いて一番興奮した作品を貼っておくのでよかったら皆様も聞いてください。

あの、あらゆる意味で斯波さんはいい加減にしてもらえますか??????????

恋焦がれて

信じられないくらい泣きながらプレイした。おかしい。おかしいっていつもいつも。なんなんだよ。『優しい男』と『座敷牢の恋人』を見た後に後悔でめちゃめちゃ泣いたのと全く同じルートを辿らされてるの本当に何。ねえ何どういうこと。

真島以外の全員勢揃いという胃が痛くなりそうな花見。
瑞人には嫌味をちくちくされ、秀雄は堅物、藤田も鉄面皮……、と、なんだかんだで斯波さんからするとやりにくい相手しかいなかったんだなというのを見せられて、しかしそれでもこんな場を設けたのは他でもない「お姫さんが気負わず過ごせる時間を作ってやりたかったから」なのが、あまりにも〝愛〟すぎて眩暈がした。
百合子視点だと朗らかで大胆でいつも通りの余裕たっぷりな男ぶりのいい姿しか見えなかったけど、実のところ結構やりづらくてそれでも場の空気を悪くして百合子に不安を覚えさせないためにかなり気を遣っていたというのが……こう……こう……!
しかし百合子の目にはいい男の姿で見えてたというところがその、まぎれもなく愛ですね。

そういえば、瑞人はともかく秀雄のことは好意的な目で見ているところが印象的だった。
恋敵であるうちは嘲りとかある種の見下しの文脈もあったのだろうけど(実際秀雄には未熟な部分多いし)そういったしがらみがなくなると見る目も変わるんだなあという印象。
そもそも斯波さんは人を見る目線がとても確かなので、当て馬してる時もバッドで結婚してる時も、いつだって指摘の内容が的を射ているのだけれど。
あれだけ愛している女百合子のことだって、評価自体は正確だもの。特に『くるくる、くるくる』なんてすごい。女は変わるものだと説く彼の口から出てくる百合子はかなりしたたかでヤバい女だから。嫌な面があることをちゃんと見ていて知っている。愛故の盲目にはならず、彼女のことを多面的に理解した上で接しているわけで。凄いよな。

だけどやっぱり激しいのだ。理知的なところは確かにあるけれど、それはそれとして彼は、激しい。
目隠しされて視界を奪われた百合子にちょっかいを出した時。他の男と勘違いされたら狂いそうだと思っているところも、自分の名を呼ばれてたまらない思いを抱くのも、感情の熱量が高くて火みたいだ。激しい。好きすぎる。あまりにもいい。自分の嫉妬心に自覚的なのがたまらない。

しかしこの嫉妬心も要するに根本的に「不安」なのがまたいい。百合子が心を許している相手は皆、家族であったり昔からの付き合いであったり。長い時間を共に過ごしてきた相手。かたや自分は、幼い頃の一瞬以外は全くの他人として生きてきた身。そりゃあ彼の立場からしたら不安だろう。

だけど彼は一切そのことを態度に出さない。百合子の前に立っている時はいつだって、余裕のある、自信に満ちた、ギラギラ眩しい炎のような男の姿をしている。
それが 彼なりの ある種の強がり方なのだと 思い知らされて ウサギは死にました
R.I.P. ウサギ

しかし何よりも泣いたのは藤田との会話だった。
そもそも藤田には嫌味がない。よっぽどのことNTRをしない限りは怒らないし穏やかだし、百合子の頑張りをそっと拾い上げて見つけ出して、そっと褒めてくれるのがいい。さりげなくて穏やかで優しい。セロトニンおじさん。
だから、結婚後の百合子が「あの人の支えになりたい」と言っていたことをちゃんと覚えている。そしてそれをちゃんと言うべき相手に教えてくれる。斯波と百合子の今の関係を、きちんと真っ直ぐに「家族」と評してくれる。

とてもいい。本当に、本当にとてもいい。これが瑞人なら絶対に言わないですからね。瑞人は死んでも言わない。言わないでしょ、そんなこと。なんなら秀雄はそういう気が利かないし、真島は論外。
だけどここで、藤田だけがお二人は家族ですと言ってくれる。よすぎる。藤田ありがとう。

家族という言葉をとにかく喜ぶ斯波さんで胸がきゅっとなる。
物心ついた頃にはもう、世界の中でたった一人生き抜いてきた男が、生まれて初めて頼ってもいい相手を得たのだ。
ずっとずっと一人で生きてきた男が、ようやく誰かの隣で息をつける。その事実を目の当たりにした斯波さんが、家族と呼ばれたことを誰よりも喜んでいる姿に涙が止まらなくなる。

幸せになってね。

以上です

クイズがマジで正解できなかったり、三郎が美化された挙げ句なんか受けみたいになってて「異物混入で炎上しますよ!?」と思ったり、斯波さんの猫耳姿が何かの間違いくらい似合わなくてウケたり、でも尻尾が一人だけ鍵尻尾で「あ……、野良ちゃん……」になったりしたのもいい思い出です。

ありがとう蝶毒。楽しかったです。